被災者支援ソーシャルワーク研修を真備町と高知市下知地区で開催しました
2023年秋からはじめた「広域避難者支援基盤強化プロジェクト」では、私たちの311の経験を次の大規模災害にいかすために、いくつかのプロジェクトに取り組んできました。そのひとつ、被災者支援ソーシャルワーク研修では、中国5県の他、今年は真備町(倉敷市)と高知市(下知地区)で研修を実施しました。
11月22、23日に開催した「第7回被災者支援ソーシャルワーク研修@真備町」、1日めは座学にて真備町で被災した人たち、避難した人たちへの支援について学びました。真備町を離れ避難した方たちが9割戻られたそうです。戻ってから、支援が必要な方たちへどのようなしくみで支援を続けているか、倉敷市と倉敷市社協の方にお話をうかがいました。
そして次の日は、真備町箭田地区の防災訓練に参加。私たちが真備町以外から避難してきた人やホームレスなどの役割で訓練に参加しました。西日本豪雨以前から防災訓練を続けてきたこちらの地区では、住民主体で防災訓練をされてきたそうです。子どもも大人も楽しく参加できるしかけがされており、また「いつも」から安心して暮らしている様子が感じられました。和やかで、そしてお互いに声をかけあう様子や、住民さんたちが積極的に関わりあい、訓練の振り返りの時間では、「今度はこうしよう」「ここを見直そう」と、活発に意見を交換されていました。
箭田地区の防災訓練。住民の方たちが主体的に実施しています。
🍑🍑🍑
12月13日は高知市で「第8回被災者支援ソーシャルワーク研修@高知市下知地区」を開催しました。参加者はオンライン含め40名もの方にお集まりいただきました。大規模災害時に大きな津波被害が想定されている高知市は、災害が起こる前に遠方の自治体である仁淀川町と「広域避難」の協定を結んでいます。特に被害が大きいと言われている下知地区の住民の方たちの自主防災などの取り組みが現実的で、学びになると同時に励まされる思いがしました。
大きなきっかけは311とのこと。小学校のPTAの方たちが中心となってもしもの時の対策を始めたそうです。マンションを避難先にしている場所も多数あり、多くの住民が自分ごととして捉えていることをひしひしと感じました。311の複合災害としての原発事故についても、当初より保養活動を実施する方もいたとのこと。行政職員の方も保養活動に関わっていたと伺い、地域が一緒になって問題に取り組んでいることに驚きました。
研修では行政の方、自主防災やまちづくりの方からは高知市の広域避難の取り組みや「事前復興」、広域避難訓練のことなどをお話いただき、私たちからは東日本大震災時の広域避難について報告しました。
参加者には、遠く岩手県からの参加者も。お話がつきませんでした。
(写真左)高知市の街中には、あちこちに津波避難ビルが。住民の意識も高く、訪れた先の小学校では、月に一度、避難訓練をされているとのこと。
(写真右)避難場所のコミュニティセンターには、ゴムボートのほかに、救出用ボードもありました。
1月10日は岡山市でこれらの報告会を開きます。よろしければご参加ください。(はっとり)
~夕暮れ時の高知の海の風景を添えて~










