2024年春、大規模災害を踏まえ、ほっと岡山では「広域避難者支援基盤強化プロジェクト −被災者一人ひとりに向けた災害ケースマネジメントの実践- をはじめました。本プロジェクトでは、災害により、住み慣れた土地を離れ、他所で避難する広域避難者や高齢者等配慮を要する被災者をめぐる課題に対して、支援を強化するための体制構築、誰一人取り残さない平時も含め互いに助け合う災害文化の醸成、広域避難者支援コーディネートを目的として、2024年度より、主に中国地方で被災者支援に携わる関係者を対象とした研修、ワークショップ等を行います。

第三回目は「被災者支援」をテーマに掲げ、広域避難者支援における支援団体の在り方や、支援者が安定的に活動に取り組むための支援について振り返りながら、広域避難者支援を実施する際の支援者支援の重点ポイントを多角的に確認する研修を実施いたします。

[日  時]2024年10月25日(金) 14:00~16:30
[場  所]出雲市総合ボランティアセンター(島根県出雲市松寄下町703-1)
*ハイブリッド開催/会場およびZoomによるオンライン

[タイトル]支援者支援を考える ―安全かつ安定的に広域避難者支援を継続するために―

[目  的] 支援者が安全かつ安定的に支援を継続できるような環境づくりを目指す

[プログラム]
1.話題提供
① 講師:岸 幹人 氏(出雲市総合ボランティアセンター 運営委員会 事務局長)
② 講師:津賀 高幸 氏(東日本大震災支援全国ネットワーク 広域避難者支援担当)

2.研   修
『支援者支援を考える ―安全かつ安定的に広域避難者支援を継続するために―』
講師:澤上 幸子 氏(NPO法人えひめ311 副代表理事兼事務局長)

3.グループワーク
 参加者の意見交換

[対象者]
・被災者支援に携わる方、またはその可能性がある方や関心のある方
①自治体職員 ②社会福祉協議会職員 ③市民活動・ボランティア活動に関する中間支援機能を担う組織・機関のスタッフ ④被災者支援を担うNPO団体、広域避難者支援団体、企業 ⑤専門家(弁護士・司法書士等士業、医療・福祉関係者、研究者等)⑥地域福祉に携わる方(民生委員・児童委員等) ⑦地域づくりに携わる方
⑧防災・減災に取り組む組織や団体の方
・その他、災害支援に関心のある方(一般、学生、ボランティア)

[参加費]無料

[お申込み]申込み期限:10月24日(木)
下記URLにて必要事項を記入の上、お申込みください。
https://forms.gle/3iRFfHVmwCPLwRw6A

[講師プロフィール]
氏名:岸 幹人(きし みきと)
所属・役職:出雲市総合ボランティアセンター 運営委員会 事務局長
出雲市総合ボランティアセンターでボランティアコーディネーターをしています。災害時に関わらず日頃から市民の方々とともに「おたがいさま」の関わりづくりのお手伝いをしています。当センターは運営委員会というボランティア自らが行政と協働しながら運営しています。市民の目線とフットワークで被災された方々と支援する方々を繋げることができたらと思っています。

氏名:津賀 高幸(つが たかゆき)
所属・役職:東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)広域避難者支援担当
2011 年、東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)の設立準備から関わり、広域避難者支援担当として、全国各地の民間支援団体のネットワークづくり等に携わる。また、支援に取組む団体の基盤強化、連携強化のための助成プログラム「タケダ・赤い羽根 広域避難者支援プログラム」に携わる。近年は、民間シンクタンクにおいて、被災者支援のための行政・NPO 等の連携・協働、災害ボランティアセンター運営、避難所運営支援などに関わる人材育成事業にも注力している。

氏名:澤上 幸子(さわがみ さちこ)
所属・役職:NPO法人えひめ311 副代表理事兼事務局長
東日本大震災で震度6強の揺れを経験。一変した町の姿、津波の脅威を目にした。現実ではありえないような光景、今でも目を閉じると思い出される。原発事故で町は強制避難区域に指定され、全住民避難を余儀なくされた。子どもへの放射能の影響を心配し、実家のある愛媛県松山市に家族4人で避難することを決断し、松山での生活を始める。避難者の当事者が立ち上げた団体《NPO法人えひめ311》の副代表理事兼事務局長と属し『よりそいホットライン』という24時間365日の電話相談事業の被災者専門ラインのコーディネーターを担っている。

[オンライン参加について]
※ご登録された個人メールアドレス宛に主催者から研修1週程前に当日参加用ZOOMリンクをお送りします。

[主催・お問い合わせ]
一般社団法人ほっと岡山
〒700-0921 岡山県岡山市北区東古松1-14-24 コーポ錦1階
Tel:070-5670-5676 Fax:086-230-4561
Mail: hotokayama@gmail.com
HP :https://hot-okayama.net/

※本プロジェクトは2023年度中国5県休眠預金等活用コンソーシアムによる「中国5県における発災時の相互支援体制構築に向けた地域の支援団体育成·強化事業」の実行団体として助成を受け実施しています。