福島県に帰還された丹治さんと避難者の方との交流会をオンラインで開催しました。オンラインでしたが久しぶりに丹治さんとお会いできて、ゆっくりお話を聞くことができました。
丹治さんからは「まだ大変かなと帰ったけど被災地は避難区域に指定されたところのような雰囲気があってなんとも言えない気持ちになった」「帰ってから今も知り合えた方とも震災原発事故のことを話す人とは出会わない」など、福島での最近のご様子や岡山の原発訴訟のお話などもじっくりお伺いしました。
避難者の方からは「震災から時間が過ぎ、いろんな減免制度も終わり、被災地に手付かずになっている土地の管理のこと」「大変なのが夏季の草刈り。家は取り壊し更地にした、宅地の税のこと、売り出しているがなかなか買い手がつかないこと」「県外避難していまだに住所は福島県に置いたまま」「コロナのワクチン接種も居住地に住所がないことで苦労したこと」などのお話しをお聴きしました。
震災から11年も経過する中で、帰還された方も避難者の方も互いの現状や思いについて共有することができ、有意義な時間でした。(宮岡)

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福島県の状況や避難者同士の近況を共有でき有意義な時間でした